間歇泉はどのように噴き上がっているのでしょうか?地中から上がってくる熱水。
これが温泉管からゆっくりとあふれている間、26m下の温泉管底では103度の熱水が
2.6気圧の水圧に抑えられて沸騰できずにいます。
やがて熱水は上昇を始め、水圧の低い場所まで来ると沸騰し始めます。
この時に発生する気泡が温泉管内の水圧を下げることから沸騰が激しくなります。
沸き出す熱水の量はどんどん増加し、本格的な沸騰を始めた熱水は勢いを
増して空高く噴き上げます。
しかし、しばらく噴き上げると、その勢いに熱水量が追いつかず水位が下がるために
噴き出せなくなり、沸騰も終わります。
その後、ゆっくりと上ってきた熱水があふれ出し、沸騰・噴き出しが繰り返されるのです。
まず、パイプ上部で100℃以下に冷やされた熱水がパイプから静かにゆっくりと溢れ出します。
このとき、パイプの底では113℃の熱水が湧き出していますが、孔の深さが26メートルもあるので、2.6気圧の水圧がかかっていて沸騰しません。
100℃を超える熱水が次第に上昇してきて、地表近くの水圧が低い場所までくると沸騰し始めます。
沸騰で出来た気泡は、パイプの中の水圧を下げるのでもっと沸騰しやすくなるのと、熱水の湧き出す量が増えます。
そして,本格的な沸騰が激しく起こって、熱水が勢い良くそして空高く噴き上げられます。
しばらく噴き上げると、噴き出しの勢いに熱水の湧き出す量が追いつかなくなって、水位が下がり、熱水はパイプの外に噴き出せなくなります。
このとき、熱水の温度も100℃以下に冷やされ、パイプ上部に溜まるので沸騰が終わります。